高額提示の直後に始まった「即決プレッシャー」
金額を提示された数分後から、空気は「相談」から「即決」へ。こちらが考える時間を確保しようとしても、会話は急かす方向へと進んでいきました。

あい罠ちゃん
え…さっき金額を聞いただけなのに、そんなにすぐには決められません〜。

スタッフ
今ここで決めていただければ、特別条件でご案内できます。席が埋まりつつあるので、今日のうちにお願いします。
「悩む時間を与えない」空気づくり
質問に答えるより先に、こちらの不安を上書きするような“ポジティブな断言”が続きました。落ち着いて比較・検討する余地が削られていきます。

スタッフ
大丈夫です。誰でもできますし、サポートも万全です。悩むほどのことではありませんよ。

あい罠ちゃん
一度持ち帰って、家族にも相談したくて…。

スタッフ
ご家族は詳しくないですよね?むしろ今の勢いが大事です。ここで踏み出せる人だけが変われます。
見せられた「成功者の事例」
チャットのスクショや入金履歴らしき画像が次々と提示され、「みんな成果が出ている」という印象付けが行われました。出所や検証方法は示されません。

スタッフ
昨日スタートの方も、もう◯◯万円の成果が出てます。行動が早い人は結果も早いんですよ。

あい罠ちゃん
本当にその人たち、同じ教材…? 再現性は…? 契約前に確かめたい…
後から気づいた「危険サイン」
今振り返ると、いくつも危険サインがありました。
- 即決を迫る:「今日中なら特別」「今だけ」と判断を急がせる。
- 検証不能な実績提示:元データや出所が不明確。
- 比較検討の遮断:「家族や第三者に相談」を否定。
- 契約条件の曖昧さ:返金条件・中途解約・追加費用を明文化しない。
読者への問いかけ
もしあなたがこの場にいたら、「即決すべき理由」と「即決しないリスク」が事実で裏付けられているか、紙に書き出して検証してみてください。第三者(家族・友人・専門窓口)に相談する時間を、誰かに奪わせないで。
Day5へ続く
次回は、契約直前に提示された「同意事項」と、その中に潜む落とし穴を具体的に解説します。返金ポリシー/サポート範囲/追加費用の見落としやすいポイントを、実例ベースでチェックリスト化してお届けします。


