断れない心理トラップ
Zoom面談が進んでいくにつれて、相手のペースに巻き込まれていきました。こちらが質問する間もなく、「稼げる未来」の話を次々と畳みかけられます。

スタッフ
今だけの特典です!

スタッフ
あと数名しか枠が残っていません!

スタッフ
今日契約しないと値上げになりますよ!
そうした言葉が繰り返されるうちに、冷静な判断ができなくなっていきました。本当は「少し考えたい」と言いたいのに、言葉を挟む隙を与えてもらえません。

スタッフ
今ここで決められる人が、成功できる人なんですよ。
頭では「怪しいかも」と思っている。けれど同時に「断ったらチャンスを逃すかもしれない」「自分だけ成功できなくなるのかも」という不安がよぎります。

あい罠ちゃん
……どうしよう。断りづらい空気になってる……。
これが「心理トリック」だと、あとから気づきました。断りづらい空気を作って正常な判断力を奪い、人の弱さにつけこんで決断を急かしてくる──典型的な詐欺商法の手口だったのです。
【次回予告|Day7】契約後の絶望
クーリングオフの相談をしようとした私に、スタッフの態度が急変。「返金は難しい」の一点張り──。
それでも私は、諦めたくなかった。
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